イオンの原点は小さな「商売」にある。
商品が売れる楽しさをこれからも純粋に味わいたい。
イオンリテール株式会社
イオンスタイル赤羽店長
増原 雄司Yuji Masuhara
2008年 入社キャリア
- プロフィール
- 学生時代に食品分野を専攻し、2005年に新卒で地元の食品スーパーに入社。水産担当、グロサリー兼デイリーフーズマネージャーなどを経験した後に2008年にキャリア採用でイオンリテールに入社。マックスバリュやイオンの店舗でマネージャーや食品課長を経験し、2017年イオンスタイル新浦安MONA で店長として新店舗のオープンに携わる。2022年にイオンスタイル赤羽の店長としてオープンから運営を担当。

コミュニケーションから
生まれる連帯感が
一人ではなし得ないことを
可能にする。
イオンスタイル赤羽店の店長として約260名の従業員とともに店舗を運営しています。店長として目指しているのは、「従業員一人ひとりが自発的にお客さまのことを考え行動できる組織」です。一つの目標が掲げられた時にみんなが自然と集まり、ともに達成に向かう風土を醸成したい。そのために不可欠なのがコミュニケーションです。慌ただしい毎日ですが、従業員同士が明るい笑顔でいられるように、管理職のメンバーには、「現場にピリピリとした圧迫感を与えないようにしよう」と伝えています。あるマネージャーからは、「その言葉を聞いてから、パートタイム社員の退勤時はどれだけ忙しくても『ありがとう』と笑顔で見送るようにしています」と言われました。コミュニケーションの重要性を認識してくれていることを感じ、感動しました。
また、専門店とのコミュニケーションも重視しています。以前、当店の一周年祭を企画し、専門店の方々にお知らせしたところ、赤羽店限定グッズを作ってくれたり、赤羽店への想いをお客さまに書いていただくボードを用意してくれたりと、各店舗が積極的に周年企画を立ててくれました。これも、挨拶や小さな気遣いを日々重ねてきたから実現できたこと。コミュニケーションを通じて周りを巻き込み、一人ではなし得ないことを可能にすることが組織の存在意義だと考えています。

地域との信頼を築き、
その地に根ざすことが
店舗運営には欠かせない。
店舗運営には、地域との関係構築が欠かせません。赤羽店のオープン前には、観光協会や商店街連合会など地域の方々に連絡をとり、ご挨拶に伺いました。その時、「お客さまを奪い合うのではなく、赤羽にもっと人が集まるような仕掛けを一緒に作りましょう」とお話ししたことを覚えています。それをきっかけに、地域のキーマンをご紹介いただいたり情報やご要望をいただいたりと、輪が広がっていきました。
ある時は、町内会や近隣住民の方々と座談会を開き、思い出話を聞かせていただきました。昔から地域に根づく銘菓などが話題にのぼり、それがきっかけとなって店舗でも地元の企業や商店の商品を販売することに。地域に根ざした企画に本気で取り組んだ結果、企業や商店の方々も当店の宣伝をしてくれるようになり、チラシやWebサイトだけでは情報が届かないお客さまを呼び込むきっかけを作ってくださいました。
赤羽店が今この地で順調に運営を続けていられるのは、地域の皆さまが応援してくださっているおかげです。そしてこの関係性を構築できたのは、これまでイオングループが築いてきた歴史があってこそ。オープン前のご挨拶でも、「イオン」の名前をお伝えすれば快く会ってくださいました。この信頼の看板を背負い、地域に貢献することがイオンリテールの役割の一つと感じています。


日々考え、工夫し、
実行することで
成果を上げられることが
商売人の醍醐味。
もともと私は、「商売」の楽しさに惹かれて小売業界に飛び込みました。その原体験は、学生時代の学園祭やフリーマーケットでの販売です。商品が売れて収益があがることに純粋にやりがいを感じ、仕事として商売ができれば楽しいだろうと思うようになったのです。当時思い描いていたことは今、この赤羽店で実現できています。イオングループでは、ショッピングモールの開発など大規模な事業も多く、世の中に与える影響も決して小さくありません。私も店長として大きな金額を動かしており、その楽しさももちろん感じています。しかし、やはり原点にあるのは、仕入れた商品を販売し、売上から利益を得るという小さな商売。その原点をこの先も忘れず、商売そのものの楽しさを味わい続けたいと思っています。
お客さまの反応がダイレクトに伝わってくる点も、小売の魅力です。良いと思った商品を仕入れ、商品に合わせて売り方を考えて店舗に展開すると、その日から勢いよく売れたり、逆に想像より売れ行きが悪かったりと直球で答えが返ってくるため、「自分は会社や社会に貢献できているのだろうか」と迷うことがありません。淡々とルーティンをこなすのではなく、自ら工夫をして実行に移すことで成果を上げられることが、商売人の醍醐味だと感じています。

未来を見据えて
社会を変革し続けるイオンで
新しい挑戦を
具現化していきたい。
入社して強く感じるのは、当社が「変革」という言葉を掲げ、常に業界の先陣を切って新たな挑戦に向かっていることです。人も世の中も移り変わるものなので、組織も変わり続ける必要があることは当然ですが、イオンリテールはその変化を恐れません。従業員の「こんなことに挑戦したい」という想いに対しても、驚くほどのチャンスをくれます。年齢も社歴も関係ありません。会議の場で人と違う意見を言ってもいい。現場でも率先して手を挙げる人も多い。これはきっと、さまざまな職歴や背景をもつ人材が混ざり合った、多様性のある会社だから醸成された社風なのだと感じています。そして、多様性を受け入れる土壌があるからこそ、挑戦に対して常に前向きでいられます。挑戦からの成功が素晴らしいことはもちろんですが、たとえ失敗しても経験を強みに変えて蓄えていける場所です。
今、総合スーパーという昔からある業態も変わりつつある中、10年後、20年後の未来を見据えた時に、イオンが新たな挑戦によって社会をどんなふうに変革していくのか、どんな店舗を作っていくのか、考えるとワクワクします。イオンとともに自分自身も成長しながら挑戦を続け、お客さまから「やっぱりイオンでの買い物が楽しい」と思っていただける場所を具現化していきたいと思います。
※本ページに掲出の内容は取材当時のものです。
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