グローバル展開を加速させ
世界中の家族が“えがお”になれるプレイグラウンドを創りたい。
株式会社イオンファンタジー
オペレーション開発マネージャー
矢橋 莉奈Rina Yabashi
2016年 入社新卒
- プロフィール
- フィリピン出身。2014年にイオン1%クラブの奨学金を受け、日本の大学院に進学。2015年にイオンファンタジーのインターンシップに参加し、入社を決意する。2016年に新卒入社し、モーリーファンタジーの営業スタッフや本社での営業企画を経験した後、2018年にプレイグラウンド事業部に異動し、プレイグラウンドやイベントの開発を担当。2024年にオペレーション開発グループのマネージャーに就任。

世界中のファミリーに
“えがお”を届ける。
そのビジョンに心を動かされた。
学生時代にフィリピンから来日し、大学院で国際関係学を専攻しました。ただ、その時に学んでいた内容は私にとってどこか遠い話のようでした。「もっと身近で人々の生活に良い影響を与えたい。そして、その結果を自分の目で確かめられる仕事がしたい」。そう思っていた時に出会ったのが、イオンファンタジーです。奨学金を受けていたイオン1%クラブの交流会で社員の方と話し、アジア圏に大規模なプレイグラウンドを展開していることを知りました。
私が生まれ育ったフィリピンでは、家族が安全に遊べる場所は多くありません。当社は、そんな国々で、家族が笑顔になれる空間を提供している会社です。人を楽しませる仕事に興味があった私にとって、ベストな就職先だと感じました。その後参加したインターンシップではグローバルな企業文化にも惹かれ、「この会社に入社できなければ、フィリピンに帰ろう」という決意で面接へ。情熱やスキルをアピールし、無事に入社が決まりました。
現在は、海外に展開しているテーマ型プレイグラウンドの開発を担当しています。遊具や空間の企画・開発から店舗の活性化、オープン準備、スタッフ向けのマニュアル作成や研修、プロモーションなど幅広い業務に携わっています。

まずは自ら体験して楽しむ!
それが人を楽しませる
原動力になる。
これまで、中国やベトナム、タイなどASEAN諸国の複数店舗でプレイグラウンドを展開してきました。ただ、私自身は幼い頃に遊具で遊んだ経験が少なく、子どものことをよく理解できているわけでもありません。だからこそ、「まず自分自身が仕事を楽しむこと」をモットーにしています。滝のスライダーを開発した際には、高所恐怖症にも関わらず自らスライダーを体験しました。イベントでは着ぐるみに入ったこともあります。子どもたちは何を楽しいと思うのか、肌で感じるためです。仕事を単なる業務として捉えるのではなく、心から楽しむことが仕事の原動力になっていると思います。
ただ、仕事は一人で完結するものではありません。現地子会社とのミーティングやお客さまからのヒアリングが革新的な発想につながることもあります。例えば、「親も参加できるイベントを開催してほしい」というニーズをキャッチした時は、店舗全体を回遊しながら家族全員が一緒に楽しめる「スペシャルイベント」を企画。これが大きな反響を呼び、スタッフのモチベーションも売上もアップしました。これまでは変化に慎重だった私ですが、異なる視点や意見を取り入れながら挑戦し続けることが大きな価値を生むことを実感しました。


グローバルだからこその
困難はあっても
諦めずに気持ちを動かし、
想いを実現させていく。
挑戦には困難がつきものです。経済的な問題や文化の違いといった各国の事情によって店舗のオープンが遅れることもあり、柔軟でスピーディーな判断が常に求められます。何より、私にとっての最大の挑戦は現地スタッフの研修でした。マレーシアでは言葉のかけ方に注意し、ベトナムでは「やる意味」を丁寧に伝えるなど、国の特性に合わせて対応することが大切だと思います。また、相互理解を深めるために、各国の言葉で簡単な日常会話を覚え、普段からコミュニケーションを取ることも心がけています。一筋縄ではいきませんが、最初は緊張してお客さまの前に立つことも難しかったスタッフが、研修を通じて自信を付け、生き生きとイベント運営をする姿を見られるのはうれしいものです。「お客さまの笑顔がうれしい」と喜んでくれると、「努力が報われた!」と感じます。
今でも「人を動かす」ことは難しいと思っています。特に新しい企画やイベントなどの取り組みを行う際には、反対意見も出てきます。それでも、自分が「やった方がいい」と信じることは諦めたくありません。リサーチをして取り組む意義を丁寧に説明し、時間をかけてでも納得してもらって一緒に実現に向かえるように、粘り強くアプローチしています。

海外子会社を牽引する
ポジションに就き
自らの姿で挑戦する価値を
示したい。
この仕事の魅力は、子どもたちが元気に遊び、その様子を見守る親御さんの笑顔を自分の目で見られるところです。あるお客さまからは、「普段はシャイな子が、ここでは笑顔で楽しんでいます」という言葉を直接いただきました。私たちが創った空間を通じて家族の安心と絆が深まっているという実感が、やりがいにつながっています。
実際、サービス品質においてはどの競合他社にも負けない、という自負があります。この魅力をもっともっと多くの国の人々に知ってもらいたいですね。今後、さらなるグローバル展開を進め、イオンファンタジーを世界中で認識されるブランドに成長させることが私の夢です。
現在は、イオングループの研修や海外子会社の現場視察を通じてマネジメントを学んでいます。将来はイオンファンタジーの海外子会社を牽引するポジションに就き、会社の戦略立案に関わりたいと考えているからです。自分自身のキャリアを通して、日本で働きたいと考えている外国籍の方や、キャリアアップを目指す女性社員に、挑戦し続ける価値を示したいと思っています。イオンファンタジーに情熱を持つ人材が自然に集まり、みんなが「家族の笑顔を作るプロフェッショナル」として多くの人々に幸せを届ける未来を目指しています。
※本ページに掲出の内容は取材当時のものです。
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