アイデアの種を新規事業へ。
新しい価値を生み出し、お客さまの喜びへと変えていく。
イオンフィナンシャルサービス株式会社
イノベーション部 事業開発グループ アシスタントマネージャー
安田 一斗Kazuto Yasuta
2016年 入社新卒
- プロフィール
- 新卒入社後、イオン銀行イオンモール発寒店で銀行の窓口業務を担当し、住宅ローンや投資信託の販売などを経験。2018年に東海支社でイオンカード利用促進施策の立案・運営やイオンカード入会キャンペーンの立案・運営を経験。この時のノウハウを活かして加盟店とのタイアップ企画を立案し、成功を収める。2021年に事業開発部 事業開発グループ(現イノベーション部 事業開発グループ)に公募で異動し、投資一任サービス「WealthNavi」へのクレジットカード積立導入の実装に携わる。現在は更なる新規事業の立案に挑戦中。

「新しい挑戦に踏み出したい!」
と社内公募で新規ビジネスを
立ち上げる事業開発グループへ
異動。
入社2年目から、イオンカードの入会や利用促進を目指したキャンペーンの企画立案と運営に携わってきました。ある時は、法人の営業担当者と一緒に加盟店に働きかけ、タイアップ企画を実現。イオングループ内だけではなく、キャンペーンを外部に展開して結果を出したことで社内でも注目され、アイデアを形にする喜びとやりがいを経験しました。
その後もキャンペーンの企画を担当していましたが、入社5年目の頃、新規事業を立ち上げる事業開発グループが新設され、メンバーの公募があると知りました。新規ビジネスの創出という、興味深い仕事に挑戦するチャンスです。キャンペーンの企画にはすでに3年間携わっていたため、ここで大きな一歩を踏み出してみたいという思いに駆られて応募し、異動が実現しました。
異動後、主担当として最初に任されたのは、ロボアドバイザーによる資産運用サービス「WealthNavi」の積み立てにイオンカードを活用する新たなサービス「WealthNavi for AEON CARD」をリリースすることでした。何もかもが初めての経験で、新規事業についてもシステムについても分からないことだらけ。それでも、クレジットカードを使った積み立ては、投資一任サービスにおいて当時他に類がなく、「日本初の機能を自分の手でリリースできる」と考えると胸が高鳴りました。

法律を学び、多くの人を巻き込み
リリースが実現。
注目度の高さに、
新規事業の醍醐味を実感。
この世にない事業を立ち上げることになるため、リリースまでにはさまざまな法令上・規約上の制限にぶつかりました。特にWealthNaviは金融商品のため、金融商品取引法に抵触しないように、一つひとつの課題を洗い出しクリアしなれければなりません。まずは自分の頭で法律を理解するために長い条文を読み込み、その意味を法務部門に確認し理解を深めました。またリスク管理部門からも教わりながら、法律上の制限をシステムでどう解消するかを考えて上司に報告。その繰り返しで一歩ずつ前に進めていきました。リリース前には、期日が迫る中でスピーディーに案件を進めるために、会議の場でも積極的に意見を出し、課題はできる限りその場で解決。とにかく時間のロスを無くそうと、分からないことが出てくれば仕事で関わったことのない人にも「教えてください!」と電話し、たくさんの人の協力を仰いで解決を目指しました。
こうして、さまざまな課題を乗り越えてリリースが実現。その時の達成感は今も忘れられません。リリース直後は安定運用ができるのかと不安な気持ちもありましたが、SNSを通じて一般の方々に拡散していく様子を目の当たりにし、自分が作ったサービスが注目を集めていることに大きな喜びを感じました。「これが新規事業というものか」と改めて実感できた瞬間でした。


垣根を超えた
オープンイノベーションで
新たな視点を取り込み、
アイデアを形に。
事業開発グループのミッションは、一つの事業をリリースして終わりではなく、収益化できる新規事業を生み出し続けることにあります。アイデアの起点は、自分自身や周りの人々が解決したいと思っている課題です。しかし、課題を見つけたとしても、それがイオンフィナンシャルサービスのソリューションを使って解決できるものなのか、当社がそのサービスを展開する意義があるかどうかがネックになり、ビジネスモデルの検討段階で行き詰まってしまいます。社内稟議に持ち込める形にまで発展させることはなかなか難しく、通勤途中でも家でも「何か課題はないか」と探してしまうほどです。
最近では、スタートアップが集まるイベントに出向いて交流するなど、社内外の垣根を超えたオープンイノベーションを試みています。外部の方々から意見を聞くと、視界が一気に広がります。それまで自分たちが「こういう事業があればいいのに」と思っていた事業をまさに実践し、展開している企業もあり、困りごとを解決する企業がこれほど多いのかと改めて認識しました。私たちが新規事業に向けて蓄積しているアイデアリストの中でも、「この企業と組めば実現できそうだ」という希望も見え始めました。相談をすれば積極的に提案をいただける機会も多く、協業による事業化の可能性が大きく広がりつつあります。

サービスの軸となるのは
お客さまの喜び。
その視点を忘れず、
付加価値の高い事業を
創出したい。
新規事業を考える上で、収益性は非常に大切ですが、それ以上に大切にしているのがお客さま目線です。日々の生活によりそえる企業こそが、お客さまに選ばれ続ける企業だと考えているからです。他部署の方々と話していても、「このサービスでお客さまは喜びますか?」と必ず問われるほど、イオングループではお客さまの喜びが全てのサービス価値の指針となっています。今、私が創ろうとしているのは誰のどんな課題を解決する事業なのか。その視点を常に忘れず、これからも事業化を加速させていきます。
私は、思いついたら考えるよりまず行動を起こすタイプです。実現までの課題が多いものの、行動しなければ何も始まりません。しかしそれができるのも、新しいことに前向きで、挑戦へのバックアップを惜しまないイオングループだからこそ。「こんなアイデアを形にしてみたい」という確たる考えがあれば、システム開発が必要となるような大規模な案件であっても提案が受け入れられます。もちろん、リスクや予算をしっかり検証することは求められますが、そこをクリアすれば、自分の頭の中にあるアイデアを現実のものにできるチャンスは至るところにあるのです。このチャンスを活かし、イオングループの付加価値をさらに高めるような新規事業の創出を目指して行動を起こし続けたいと思います。
※本ページに掲出の内容は取材当時のものです。
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