「デジタルシフトの加速と進化」へ向けて、新デジタル人材育成プログラムをアップデート
2030年に向けたイオングループの事業成長戦略「デジタルシフトの加速と進化」を推し進めるため、デジタル人材育成プログラムをリニューアルしました。
グループの教育制度であるイオンビジネススクール(ABS)の一環として2015年から運営してきたデジタルコースを、経済産業省と独立行政法人情報処理推進機構(IPA)がとりまとめた「デジタルスキル標準(DSS)」に準拠した「ABSデジタルコース6職種養成講座」として刷新。従業員一人ひとりがDXに参画し、『IT・デジタルを活用して 自社や顧客に価値提供できる人材』になることをねらいとし、2023年6月から開講しました。
「ABSデジタルコース6職種養成講座」とは?
経済産業省と独立行政法人情報処理推進機構(IPA)がとりまとめた「デジタルスキル標準(DSS)」をもとに、グループ人事政策方針に合わせて独自開発したデジタル人材育成プログラムです。
講座の対象となるのは下記6職種。
①プロダクトマネージャー
②デジタルマーケティング
③データサイエンティスト
④社内SE
⑤UI/UXデザイナー
⑥エンジニア/プログラマ
現在の配置や職務経歴から、対象従業員を「6職種」×「3レベル」に区分し、イオングループ各社のDX推進体制に必要なデジタル人材を育成します。
最大の特徴は、公募制で全国のイオングループ各社のあらゆる職種の従業員が受講可能であること。「自分のキャリアを自分で切り拓く」というイオングループの人材育成方針に基づき、挑戦意欲のある人材が目指すポストに近づける教育機会を提供しています。
全国の従業員とともに一年間のプログラムがはじまる
イオン株式会社 人材育成部
デジタル人材開発グループ リーダー
青野 真也
すでに開講した各職種のクラスには、全国各地の従業員がオンラインで参加。第1回講義では、デジタル活用による消費者行動の変化、未来予測についてさまざまな事例を交えて紹介するとともに、“バックキャスティング(未来思考)”で店舗・サービスを成長させるための方法を検討するグループワークなどが行われました。受講者はこの後一年間、様々なプログラムを通じてDX基礎としてのマインド・スタンスに加え、実務レベルの知識・スキルをそれぞれ学んでいきます。
2024年度以降は、より専門的な職種に従事する従業員へ向けたクラスの開講も予定。この先もイオングループでは、変革をリードするデジタル人材を育成するために、機会創出と環境整備を進めていきます。