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自分たちの手で創るから、
意義がある。
時代の変化を見据え、
新ブランド「そよら」を
立ち上げ。

佐川 慶子
KEIKO SAGAWA
イオンリテール株式会社
SC本部 SCサポートグループ
商品企画・開発・製造物流

大学では文学部で中国文化を学び、2年間、中国の北京に留学。入社後は当時の東北カンパニーに配属され、食品のデイリー売場で1年半勤務。その後マネージャーを経て、店舗に勤務しながらイオンビジネススクールの建設・店舗企画コースを受講し、公募を受けて建設部に異動。2019年よりSC本部に所属し、「そよら」のブランディングとASEAN各国の店舗開発のサポート業務を担当している。 ※内容および社員の所属は取材当時のものです。

自分たちの手で創るから、
意義がある。
時代の変化を見据え、
新ブランド「そよら」を
立ち上げ。

佐川 慶子
KEIKO SAGAWA
イオンリテール株式会社
SC本部 SCサポートグループ
商品企画・開発・製造物流

大学では文学部で中国文化を学び、2年間、中国の北京に留学。入社後は当時の東北カンパニーに配属され、食品のデイリー売場で1年半勤務。その後マネージャーを経て、店舗に勤務しながらイオンビジネススクールの建設・店舗企画コースを受講し、公募を受けて建設部に異動。2019年よりSC本部に所属し、「そよら」のブランディングとASEAN各国の店舗開発のサポート業務を担当している。 ※内容および社員の所属は取材当時のものです。

中国への留学中に、
街の変化を体験。
文化をつなぐ商業施設の
可能性に惹かれた。

中国の北京に留学中、最寄りの駅前に商業施設が開業し、現地の人のライフスタイルが大きく変わる様子を目の当たりにしました。今まで市場に買い物に行っていたのがスーパーで買い物をするようになり、決して良いとは言えなかった治安も劇的に改善したのです。私はその経験から商業施設が持つ影響力の大きさを実感。また、どこの国でも同じように安心して買い物ができる環境があることは、海外の文化をつなぐ場や機会にもなると思いました。そこで、ディベロッパーや商社なども検討した結果、小売業もディベロッパー事業も行っているイオンリテールに就職しました。
入社後、最初に配属された食品のデイリー売場の業務は、小売業の基本的な流れを知るのに最適でした。1日で売り切る商品が多いため、昨日発注した商品がどの程度売れたかという結果がすぐに数字として現れるからです。その後は海外で必要とされる専門分野を身につけたいという考えから、建設部に異動。売場の設計やテナントの店舗設計などを経験しました。商業施設にとってあるべき姿をイチから考えるという経験は、ブランディングを行う今の業務でも大いに生きています。

都市部の新ブランド
「そよら」。
立ち上げプロジェクトの
リーダーに抜擢。

イオンリテールは2020年に新しい都市型ショッピングセンター「そよら」をオープンしました。私は「そよら」の立ち上げから携わり、現在もリーダーとしてブランディングを担当しています。
新ブランド立ち上げの背景として、日本全体の人口減少が進む中で、都市部でのシェア拡大はイオンリテールのディベロッパー事業における重要な成長戦略のひとつに位置づけられています。しかし都市部ではどうしても施設規模が小さくなり、イオンリテールが得意とする広い売り場面積と多様なカテゴリの商品提供というスタイルが実現困難です。一方、駅前などの立地のいいエリアには年数の経った商業施設が多く、お客さまのニーズにマッチできていない状況がありました。
そこで私は小商圏を対象にした新しいコンセプトのショッピングセンターの構想を企画。会社の目指す方向性とも合致しており、若手でありながらプロジェクトを任されることになりました。私は推進チームのリーダーとしてコンセプトの策定やマーケット分析を行い、売場面積、イオンリテールの店舗とテナントの割合、入ってもらいたいテナントの業種などを一つひとつ決定していきました。

お客さまと一緒に創る
ブランド。
自分たちの力で
生み出したという
体験の意義。

新しいブランドを創る上で特に苦労したのはネーミングでした。今までのイオンとは違う新しい施設だとお客さまに認知してもらうためにも名前は重要で、さまざまな議論を交わした結果、お客さまとともに創り上げる施設にしようと、急遽一般公募を行うことになりました。1号店の開店が迫る中でネーミングキャンペーンを行ったところ、約3週間という短期間ながら約3000件もの応募をいただき、「そよら」という名前が生まれました。
ネーミングはグループ全体のブランドにも関わる話になるため、グループ企業とも調整を行う必要がありました。また、名称の商標権については法務と、外部への情報発信については広報といったように、社内のさまざまな部署とも連携し、短期間ながら前例の少ない取り組みをやりきることができました。外部のコンサルティング会社などに頼れば、もっと楽に物事は進んだかもしれませんが、新しいブランドを定着させるためには「生み出す努力」というプロセスそのものも重要な意義を持ちます。すべて自分たちのリソースで実施できたのは非常に良い経験になったと思います。

新しいスタイルが徐々に定着。
やがては国をつなぐ商業施設に
挑戦したい。

2020年8月、第一号店の「そよら海老江」がスタートしました。毎週イベントを実施していくうちに、わざわざ買い物に行く場所というより、何かのついでに立ち寄っていただける場所として定着していきました。「通う・集う・つながる場」というコンセプトのとおりで、お客さま自身が「そよら」の利用方法を見つけていってくださった印象です。また、旅行や遠出が難しいコロナ禍において、生活圏に近い「そよら」はより一層足を運びやすい場所になっていきました。2023年度までに10店舗開業という計画に沿い、今後もブランドを展開していく予定です。
ブランドを創るという仕事は私にとって初めてでしたが、それでもプロジェクトのリーダーを任せてもらえたのは、これから会社を担っていく若手にチャンスを与えたいという経営層の意向もあったからでした。今後、「そよら」というブランドをさらに展開していく目標に挑みながら、将来的には日本と中国の文化交流となるような商業施設を生み出していきたいと考えています。

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