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SHI SHUNYOU

史 順友
ミニストップ株式会社
オペレーション改革本部 システム部

外国語学部日本語学科卒業。2004年、日本企業の中国子会社に就職し、システム開発と商品管理を担当。2008年からは日本本社に異動し業務に携わる。2012年11月、ミニストップに入社し旗艦店チームに配属。店舗で業務の基礎を習得した後、2013年5月から九州営業部で直営店の店長を経験。2015年3月、基幹システム再構築プロジェクトの立ち上げに伴い、同部署への配属となる。※内容および社員の所属は取材当時のものです。

外国語学部日本語学科卒業。2004年、日本企業の中国子会社に就職し、システム開発と商品管理を担当。2008年からは日本本社に異動し業務に携わる。2012年11月、ミニストップに入社し旗艦店チームに配属。店舗で業務の基礎を習得した後、2013年5月から九州営業部で直営店の店長を経験。2015年3月、基幹システム再構築プロジェクトの立ち上げに伴い、同部署への配属となる。※内容および社員の所属は取材当時のものです。

デジタル戦略の基盤となる
基幹システムを再構築し
新サービス創出へとつなげていく。

小売は人生を賭ける
意義がある。
グローバルの可能性に
惹かれて。

日本のアニメなどの文化は中国でも親しまれており、私も昔から日本文化に興味を持っていました。大学では日本語学科で日本の歴史や文化を学び、卒業後は九州でスーパーを運営する日本企業の中国子会社に就職。もともとITの知識はゼロでしたが、4年間システム開発に携わり、その後は日本の本社に異動して商品管理を4年経験しました。ちょうどその頃私は、小売業は今後の人生を賭けられる仕事だと確信しており、より大きな舞台に挑戦したいと考えるようになっていました。そこで新しい舞台として選択肢に上がったのがイオンです。イオンは日本の小売業界をリードする存在であり、かつアジアで広く事業を展開しています。イオンであれば、よりインパクトの大きな仕事に挑めると考えました。
そして、イオンの小売事業の中でもっともお客さまに身近だと感じたミニストップに入社。最初は店舗で基礎を学び、直営店の店長も経験しました。店長として経験を積んでいた頃、本社では基幹システムの再構築という一大プロジェクトが動き出しており、私は前職での経験を見込まれて参加することになったのです。

これまでの経験をフル活用し
基幹システムをイチから
刷新する。

ミニストップの従来の基幹システムは長年の使用によってテクノロジーの進化に対応できておらず、現場のニーズに対応しきれない点も増えてきていました。そこで、新たにクラウドサービスとしてシステムを再構築するプロジェクトが立ち上がり、私はプロジェクトの立ち上げフェーズから参加。当時の担当者もいなかったため、まったくのイチから新しい基幹システムをつくり上げる必要がありました。
そこで、私はまずシステムの機能の洗い出しから始め、社内の各部署へのヒアリングを実施しながら新しいシステムの仕様を検討していきました。システムの基本的な仕様は現行踏襲なのですが、ミニストップにはファストフードなど独自のメニューも多くあり、基幹システムを構築するためには現場の業務を知っていることが不可欠です。私は店舗で積んできた経験を活かし、より現場視点のシステムの構築に取り組んでいます。

絶えず革新し続けるイオンの文化は、
ミニストップでも
息づいている。

新基幹システムの構築は、今後のミニストップのデジタル戦略を大きく加速させるために欠かせないものです。現在のプロジェクトに関連して、次世代セルフレジの導入にも携わっています。ミニストップに限らずコンビニ業界全体として人手不足の問題は顕著であり、ITを使った生産性の向上が求められています。また、セールや新商品などの販促物のデジタルサイネージ化も進めています。クラウドの基幹システムは、こうした施策を実現する基盤になります。
ミニストップには、新しいことに挑み続けてきた歴史があります。今では当たり前になっていますが、コンビニ内のイートインを初めて導入したのはミニストップですし、政府主導で推進している「RFID」という電子タグや電子レシートも既に試験的に導入を始めています。また、日本全国のミニストップ店舗では成年誌の取り扱いをやめるなど、今や社会インフラであるコンビニの役割にも意識的であり、新しい客層を開拓しています。

デジタルシフトによって
ミニストップを変えていく。

現在、イオンはグループ全体としてデジタルシフトという方向性を打ち出しており、ミニストップの基幹システム刷新もデジタルシフトの一環です。新たなシステムは、あらゆる業務を効率化し、新たなサービスを始める基盤になります。私が携わっている業務は今後のミニストップが発展するために不可欠な基盤づくりであり、まさにデジタルを通じてミニストップの進化をリードしているのだと、責任の重さを感じています。
ですがデジタルの面において、まだ日本はそれほど進んでいるとは言えません。私の出身である中国では既に無人レジや無人店舗も増えてきているため、私は現地の知人などから最新の情報を入手し、日本のミニストップにも取り入れられないかと考えるようにしています。日本でも実現できることには、積極的に挑んでいきたいです。
一方、小売業は世界中で共通の事業であり、イオンとミニストップの事業もアジアを中心にグローバルに広がっています。私は現在のプロジェクトで成果を出した後は、売上や購買情報などのデータ集約・分析などの業務にも挑み、将来的にはグローバルで活躍したいと考えています。

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