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YUSUKE SOGABE

曽我部 祐介
株式会社生活品質科学研究所
コンサルティング本部 食品コンサル部 コンサルタント

自然科学研究科生物科学専攻修了。登録検査機関に就職し、約6年間、食品の検査業務を担当。2014年7月に当社(旧消費経済研究所)に転職。営業サポート本部で店舗の衛生サポート業務を担当した後、コンサルティング本部に異動し、食品製造工場の品質管理サポートに従事。2016年5月より現職。※内容および社員の所属は取材当時のものです。

自然科学研究科生物科学専攻修了。登録検査機関に就職し、約6年間、食品の検査業務を担当。2014年7月に当社(旧消費経済研究所)に転職。営業サポート本部で店舗の衛生サポート業務を担当した後、コンサルティング本部に異動し、食品製造工場の品質管理サポートに従事。2016年5月より現職。※内容および社員の所属は取材当時のものです。

私の成長がイオンの安全・安心に直結する。
製造現場にまで深く踏み込み
食の課題解決に取り組む。

真の課題解決を
実現するためには
製造現場に
近い場所で働くこと。

高校生の頃、「20世紀は物理学の時代だったが、21世紀は生物学の時代になる」という言葉に出会い、生物学の道に進みました。大学院では植物の遺伝子組み換えの研究を行い、その後、輸入食品の検査を行う登録検査機関に就職。微生物の検査に携わり、クライアントに対するアドバイスなども行っていましたが、製造現場を知らないままでは本当に有益なアドバイスはできないことに気づきました。そこで、「検査するだけの人にはなりたくない」と考えて、前職を退職。「ずっとやりたかった夢を叶えよう」と、妻と一緒に1年半かけて、50カ国以上の国を放浪し、日本に帰ってきてから当社(当時は消費経済研究所)に就職しました。
当社を選んだ決め手は、実際の製造加工現場を訪れながら品質管理向上に取り組めるということ。製造や店舗の人たちのためにアドバイスができる力をつけるためには、現場との距離の近さが欠かせないと考えており、製造からお客さまに届くまでのすべてに責任を持つという姿勢にも惹かれました。さらに、多様なカテゴリーの食品製造現場に赴くことができる点も、品質管理における幅広い知識や経験を得るうえで魅力的に思えました。

イオンのサプライチェーン
すべての品質管理を
一手に担う。

生活品質科学研究所は、食品・衣料品・生活用品の安全・安心を提供する会社として、マーケット調査や製造工程における製造管理、販売における衛生管理、販売後のクレーム調査まで、サプライチェーンのすべての品質管理をサポートしています。
その中でも私は主にグループ外の企業のコンサルティングを担当しており、食品の製造会社や加工会社の品質管理サポートを行っています。具体的には、食品を加工してパック包装をするプロセスセンターの管理に携わっており、現状の分析から改善策の立案、マニュアルの作成、講習会の実施などを担当しています。近年の人手不足により、食品製造は各店舗のバックヤードではなくプロセスセンターに集約される傾向があり、ニーズが高まっている領域です。また、クライアントには食品を扱う商社も含まれており、私たちは食品の品質管理の専門家として食品に携わる企業にならどのような企業にも講習会を実施いたします。

現場にまで踏み込めたから
解決できた課題がある。

前職では、クライアントに対するアドバイスだけで仕事が終わっていました。ですが、今はより深いところにまで踏み込んで問題解決を図ることができます。例えば以前、イオンの食品製造工場に駐在していたとき、おはぎの品質改善に取り組んだことがあります。本来、おはぎは砂糖を入れることで菌が増えにくくなるのですが、お客さまのニーズ変化により、砂糖の量を減らしながらも保存性を担保したい、という課題がありました。
課題を解決するためには何をすべきか考え、製品の仕様や調味料なども検討した結果、最終的に私はおはぎの成形機に着目し、洗浄方法を見直すことにしました。どの菌がどの程度の熱で死滅するかを調査し、成形機の耐熱性を考慮して洗浄方法を定めることで、菌の量を激減させることに成功しました。また、今までのやり方を変えるのは現場の方々にとってストレスになるため、私自身も一緒に洗浄を行ったり、改善の意義を説くなどして綿密にコミュニケーションを取りました。この成果は、単に菌のことを知っているだけでは不十分で、現場に踏み込めたからこそ実現できたことだと自信を持っています。

衣食住、
すべての工程を管理し
安全・安心を
守り続けていく。

品質管理の仕事には終わりがありません。リスクをゼロに近づけるのは理想ですが、ゼロに近づくほどコストは跳ね上がっていきます。例えば、すべての工程を無菌室で行うことは現実的に不可能です。理想的な提案をしても、負担が大きく実行できなければ意味がありません。そのため、私はクライアントにコンサルティングを行う際に、負担が大きすぎない最善のラインを探るように心がけています。
イオンの強みは、生産するところからお客さまの口に入るところまで、すべてを網羅することができ、さらには衣食住のすべてを自分たちで検査できるところです。そのため仮に自分の専門外の問題があったとしても、他の人に聞いて迅速に解決することも可能です。そのうえ、イオンの品質管理は一般的な基準よりも厳しい管理を行っており、安全・安心に力を入れているため、レベルの高い業務に挑むことが可能です。
私は今後も、自分の成長がお客さまの安心につながるという使命感を抱きながら品質管理における多様な知識を吸収し、今よりも次元の高い安全・安心をお客さまに提供していきたいと考えています。

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